2010年6月1日火曜日

患者さん向けの掲示







何が困るか

高齢者で耳が遠い人には話が通じない。
筆談しても目も悪かったり。
普段でも同じ説明を3回繰り返す必要があるような方はお手上げ状態。

内視鏡検査、めまい検査、手術など声をかけながら行うものもとても困る。

状態を見て説明して(筆談で)、処方して、なら十分可能。


しかし筆談では十分に説明し切れていない場合も多いし、第一面倒。
スタッフにも迷惑をかけている。
早く治さないと。

NBI




NBI(Narrow Band Imaging、狭帯域光観察)は血管を強調して観察することができます。
本来は癌の早期発見を主目的に開発されたものです。

これで観察すると炎症所見もこんな風に見えます。
上が普通画像、下がNBI画像。




なぜこんなにこじれたか

仕事を休まないのが悪いんです。
5月22日から1週間、ささやき声での診療を続けたのが良くない。
ささやき声でも声帯は振動しています。
休診するタイミングを失ってしまった。

咳がひどかったのがもう一つの原因。

そして、そもそも年とったためこじれた。






















最初は声帯の糜爛(びらん)。次第に白苔を生じ、その後結節を生じ始めている。
5月20,22,26,28日。

病歴

5月19日(水) 第1病日
咳。夕方より発熱、38度台後半。

5月20日(木) 第2病日
咳嗽、咽頭痛、嗄声。仙台の学会の予定をキャンセル。

5月21日(金) 第3病日
学会の予定で休診にしていて良かった。声が全く出ない。

5月22日(土) 第4病日
まだ声が出ないが、休診明けだし診療した。
声が出ない旨掲示してささやき声で診察。
頭痛、膿性鼻汁。激しい咳で夜間起きてしまう。

5月23日(日) 第5病日
副鼻腔XP撮影したところやはり副鼻腔炎を生じていた。
胸部XPには異常なし。
抗生剤、ステロイド、リン酸コデインなど服用するがやはり夜間の咳で安眠できず。

5月24日(月)~26日(水)
外来診療。

5月27日(木)
学校健診。約500名。

5月28日(金)~29日(土)
外来診療。ささやき声。
咳はやや軽快したが、リン酸コデインのため便秘し切れ痔になってしまった。

5月31日(月) 第13病日
掠れ声は出るようになったが、内視鏡で見ると左声帯に結節を生じ始めている。
手術後の患者さんがいるので休診はしにくい。
完全に筆談で診療することにした。
新患は受付で事情を説明して他院に行っていただく。

第14病日


右側の白苔は僅かながら範囲が縮小。

左の結節は、少なくとも増大はしていない。

昨日一日筆談で耐えた効果か。